鹿島槍ガーデンに行ってきました。コロナ前までは毎年1回は「癒し釣行」として行っていた鹿島槍ガーデンですが、今回は3年ぶりになります。ここはルアーでやると結構難しくて、「癒し」にならないので普段はフライでやるのですが、今回はフライとルアーの混合戦。さて癒しになるのか。
いつも通り、7時の営業開始に合わせて現地入り、気合入ってます。管理釣り場はもうここしか来なくなってしまいました。そして1回行くと釣れすぎるので、年1回で十分な気持ちになります。よって管理釣り場に行くのも年一回になりました。
今回の鹿島槍ガーデンは、天候には恵まれず、雨の中の釣りになりました。これがよくも悪くも効いてきます。まずフライではこの時期に無限に出るドライに出にくくなってしまうのが残念なところ、もう1つは水が濁ってくるので普段なら難易度の高いルアーのレベルがかなり下がるポジティブな点です。釣りと離れると、晴れていれば綺麗な安曇野の景色がどんより暗くなってしまうのが、かなり残念。
最初は2号池から入ります。小雨の中で、意外にも(普段の無限ヒットとはいかないものの)親父がドライで連発しています。ドライのフライのサイズは、かなり大きくても出る模様。ミッジの必要はありません。出る魚のサイズは鹿島槍の標準サイズの40〜45cm。ニジマスもブラウンも半々程度に混じります。
私は、リトリーブで入りましたが、こちらも反応はかなり良い。釣れるサイズはドライよりは少し上がって、45-50cm程度。いつも通り、粘ればいくらでも釣れるという感じ。そしてこれもいつも通りで、深さを藻に引っかかるギリギリまで落とした方がサイズが上がってきます。
しかしここからが今回の本番で、2号池で釣り飽きたところで1号池に移動。ここで今までにない大物の爆釣が始まります。
1号池は普段なら、フライでも難易度はそれなりに上がり、リトリーブなどでのあたりも2号池に比べて1/10程度に減る感覚がありますが、今回は2号池の半分程度の当たりが出ます。そうです、1号池でこのレベルで当たりがあるとどいうことが起こるのか。
結果的に今回の釣行でフライは、60〜70cmサイズが親父一人で10数本ほどヒットし、8−9本ゲット。しかも極太。ヒレピンなので引きが凄まじい。ティペットには1号のハリスを1mほど追加していますが、それでもぶちぶち切られていく。
ルアーの方も小雨が降る中で、水が濁っているので反応がかなり良い。1号池でも、1時間に1回ほど当たりが出ます。今回、1号池で66cmまで出ました。今回はミノーよりも5gくらいのスプーンの方が当たりが多く出て、色はからし色が良かったように思います。ミノーは藻ギリギリの深さを攻めるとどうしても藻を引っ張ってきてしまうので、泳ぎをコントロールする難しさがあります。おそらくミノーでよく釣る人はこの深さのコントロールが絶妙にうまいのでしょう。私は最初から諦めてスプーンで同様の深さコントロールをしています。
今回ルアーでは、全部で20匹程度釣れました。1号池でのゲットは4匹で、66cm筆頭に55〜66cm、残りは2号池で、45〜50cmです。ほとんどスプーンでの釣果です。スプーンの色は、からし(濃黄)>シロ>濃緑>金の順のヒット率。ヒットなしは赤、青、淡緑。
親父に至っては60cm以上があまりにヒットして、しかもあげるまでに1ヒット10分以上かかるために、手がつるほどの状況でした。もうこんな大物爆釣の日はなかなか来ないでしょう。また来年くるかもしれませんが、今回がピークになりそうです。ちなみに今回も縁がありませんでしたが、1号池はイトウの数もかなり多く入っているようで、多くの回遊イトウを確認できました。全部80-100cm超えの大きさです。フライには見向きもしないのと、スプーンでも見切られ、ミノーの「ただ引き&泳層合わせ」でも全く食って来ませんでした。釣れている人を見たことがありませんが、誰がどうやって釣っているのでしょう、ぜひ教えてもらいたいものです。